インクライン2026.10月号 「支部の活性化で京滋会をより強固なものに」を掲載しました。
開始日:2026-10-01
「支部の活性化で京滋会をより強固なものに」
~支部の役割を再認識して~
滋賀支部長 横井 慎也
この度、支部長を拝命し、改めて支部とは何のためにあるのだろう」と考える機会が増えました。
これまでの私は、京滋会の活動こそが中心であり、支部はその活動を担う地域の組織というくらいに考えていたように思います。また、京滋会でも支部でも研修を行うのであれば、京滋会の研修に参加してもらえばよいのではないか、そんな考えも持っていました。
しかし、支部長という立場になり、改めて「基本講座」を読み返してみると、自分の認識が間違っていたことに気づかされました。
【基本理念3】
TKC会計人は、旧来の会計人の孤立性を排斥し、職業会計人の血縁的団結の形成と定着とを祈りかつ実践する集団である。
「そもそも支部活動の起源はTKC入会時の業務に対する不安や、とかく孤立しがちな会計人の傾向を打破すべく、各地域会で自然発生的に生まれた有志の会に起源をさかのぼることができ、これらを組織化したものが支部であり、会員の孤立性を打破するものが支部活動であるといえます 。」
支部には、単に京滋会の活動を地域で行うという役割だけではなく、会員同士の「孤立性を排斥する」という大切な役割があるのです。
税理士という職業は、ともすれば一人で完結してしまいます。
自宅と関与先と事務所を行き来し、仕事上の悩みや課題を抱えていても、それを誰かに相談する機会がないまま日々が過ぎていくことがあります。
私自身も、これまでを振り返ると、もっと早く他の先生に相談していればよかった、あるいは、他の先生のやり方を聞いていれば違ったのではないかと思うことがあります。
だからこそ、身近な地域で顔を合わせ、気軽に話ができる関係をつくることには、大きな意味があるのだと思います。
支部例会に参加して、研修を受ける。もちろん 、それも大切です 。
しかし 、それだけではありません 。
例会の前後に「最近どうですか」と声を掛け合ったり、仕事上のちょっとした悩みを話したり、他の事務所がどのような取り組みをしているのかを聞いたりする。
そうした何気ない交流の中に、自分の事務所では気づかなかった課題や、その解決のヒントが見つかるのではないでしょうか。
基本講座には、「単なる情報発信では人は動かない。会って話をすることによってお互いが啓発される」とあります 。
まさに、支部活動の意義はそこにあるのだと思います。
支部は、会員にとって一番身近な組織です。
だからこそ、まずは所属する支部で、会員同士の「顔の見える関係」をつくっていきたいと思います。
会員の先生方には、ぜひ一番身近な所属支部の例会に足を運んでいただきたいと思います。
お仕事等、それぞれご事情があることは承知しています。それでも、少しだけ支部活動の優先順位を上げていただき、「ちょっと顔を出してみよう」という気持ちで参加していただければと思います。
そして、支部での交流を通じて、それぞれの事務所がより良くなり、その積み重ねが支部の活性化につながり、さらには京滋会全体をより強固な組織にしていくのだと思います。
私自身も支部長として、会員の皆様に「参加してよかった」「また参加したい」と思っていただけるような支部例会を目指してまいります。
一人ひとりの先生方が孤立することなく、互いに支え合い、学び合い、刺激し合える関係をつくる。
そのための身近な場所が、私たちの「支部」なのだと思います。
支部の活性化を通じて、京滋会をより強固なものに。
皆様と一緒に、そんな支部をつくっていきたいと思います。